更新 2015.9.12
                           重陽(ちょうよう)【菊の節供】9月9日 

             菊を愛で菊酒を飲んで邪気を祓い長寿を願う        

 中国では菊は延寿の効があると信じられており、漢時代から菊酒を飲む風習があった。天武天皇が686年に菊花の宴を行った記録がある。江戸時代に定められた五節供の中で重陽が最も公的な性質をそなえていた。              
  陽数(奇数)9月、9の重なり日。9が重なるので『重九』(ちょうきゅう)ともいう。                
 重九は字音が「長久」につながるので縁起をかつぐ。長久は老子の教え『天長地久』‥‥天地が永久にかわらないように、物事がいつまでも続くこと。             


                     【菊慈童】
 菊慈童は周の穆(ぼく)王の侍童であったが王の枕をまたいだとがめによって黄河の南、南陽省れき県に流された。そこは山深くして鳥も鳴かず薄暗く獣が多くこの山に入って生きて帰った人がいないというところであった。慈童はここで菊を愛し、菊の葉の露を飲んで仙人になり七百余歳の宝寿を得たところから菊慈童と呼ばれた。日本では謡曲にも取り入れられている。

 また、菊枕(菊の花を陰干しにして枕につめたもの)により七百年の長寿を保ったという話もある。菊枕は邪気を祓い、頭痛や目の病に効くという。


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