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最中

ご挨拶

小店は昭和51年(1976)、私が27歳のとき「四季の器と工芸品の店」として現在地(宇都宮市日光街道)に創業いたしました。

昭和60年代の前より、陶芸路線から「日本の伝統的な祭事である五節供を後世に伝え、地域の食文化に貢献すること」を経営理念に掲げ、より大衆的なところへシフトして参りました。

平成16年冬、創業30年と長男の入社による甘味処の併設に伴い(現在は和食了寛(りょうかん)として独立)、近年温めていた宇都宮の郷土玩具「黄ぶな」をモチーフにした最中を創作いたしました。

菓子作りの経験のないところからスタートし、以来改良を重ね現在第7世代の黄鮒になり、さらに本年、黄色の最中「黄ぶなっこ」が誕生いたしました。季節の移り変わりの中で継続して理想のものを作ることの難しさ、さらに継承することの難しさを痛感しております。

これからも究極の最中を目指し、日々精進する所存でございます。何卒、率直なご意見、ご愛顧を戴きたくお願い申し上げます。

平成29年4月
店主 田巻秀樹  拝

黄鮒(きぶな)

宇都宮には、江戸時代から伝わる郷土玩具「でんでん太鼓」(和紙と豆製)と「黄鮒」(張子)があります。

でんでん太鼓は「豆」を【まめまめしく働けるように】と掛けて身体健全を祈るもの。また、黄鮒には、むかし疫病が流行った際、田川(JR宇都宮駅前)の黄色の鮒を食べて病が治ったという伝説があります。

黄鮒」伝説

昔、宇都宮に天然痘が大流行したことがありました。当時は良い薬もなく、人々は成り行きに任せる以外に方法がありませんでした。

ところが、ある人が田川で黄色の鮒を釣り、これを病人に食べさせたところ、不思議にも天然痘が治ってしまっただけでなく、黄鮒を食べた人は病気にかかりませんでした。しかし、黄鮒はそう簡単に釣れるものではありません。そこで張子のキブナが初市で売られるようになりました。

以来当地では、新年に黄鮒の張子を神棚に飾り、無病息災を祈る習慣が残っています。

当最中は、この伝説と伝統にあやかり、身体健全と無病息災を願って創作調製いたしました。

改良の履歴

第8世代(2017.1)
黄色の最中「黄ぶなっこ」が誕生しました。クチナシ(植物)色素を研究し、内焦がし皮で色の透けと味を守りました。5入りに1個入れてみました。

第7世代(2012.6)
和三盆のザラザラ食感を押さえ、奥行きを深めました。あわせて、小豆の粒がやや残るようして食感を出し、甘みの緩急を味わえるようにしました。

第6世代(2007.3)
気温の上昇に伴う離水(餡がゆるくなって水分の吐き出す)を、味にダメージを与えずに防ぐことに成功し、日にちの経過に対しても皮の美味さを持続できるようになりました。

第5世代(2006.9)
餡のシンプルさ(特上の十勝産エリモ小豆に北海道産甜菜の自然結晶氷砂糖)に
今までの和三盆に加え、独創的な隠し味を入れました。その結果、味わい深さに余韻が出るようになったと思っております。

第4世代(2006.6)
控えめの甘さとみずみずしさに安定感が出て日持ちも7日に伸びました。

第3世代(2005.11)
皮の焼きをぎりぎりまで深めたことで、色・香り・微妙な苦味が増し餡とのコラボを楽しめるようになりました。

第2世代(2005.8)
餡が柔らかくても離水しないようになり、うまさが出てきました。

第1世代(2004.11)
半年間の試験を重ね、存在感のある焦がし皮に小豆の風味と上品な甘さの餡がしっとりと一体になるよう目指しましたが、水分の離水を加減するため 練りすぎて固い餡になってしまいました。

価格(税込)

1個包み 120円 要予約 ※15個単位で化粧箱(無料)に入ります。
2個プチギフト  300円 2019.7.4新発売
3個自家用箱入  450円 要予約  
5個自家用箱入  600円
10個贈答箱入 1,200円
15個自家用箱 1,800円 個包装  
20個贈答箱入 2,400円 要予約

※少量でもご予約いただけると幸いです。

※賞味期限の目安は一週間です。高温・多湿と乾燥を避けて常温で保存下さい。開封後はお早めに召し上がりください。